ECO CAR FESTA 2007に来場のお客様には、三菱自動車様のご協力で、CMでもお馴染みの三菱『i MIEV』と大阪府様のご協力により燃料電池車FCVと、2台の究極のエコカーに同乗出来るコーナーを設けております。ぜひこの機会になかなか乗る事の出来ない、エコカーに同乗いただき、最先端のエコ技術をご体感頂ければと思います。時間は10：00〜15：00を予定しております。

三菱『i MiEV』は、軽自動車『i(アイ)』をベースとして、エンジン、燃料タンクなどの代わりにモーター、電池、充電器などの電気自動車(EV)部品を搭載しています。大容量のリチウムイオン電池は床下に搭載、モーターやインバーターは、従来エンジン・トランスミッションのあったスペースに搭載することで、ベース車両同様におとな４人が乗車できる充分な居住スペースと後部の大きな荷室スペースを確保し、さらに低重心化も実現しています。また 『i MiEV』では、エネルギー密度が高いリチウムイオン電池を採用。縦置き、横置きとも可能な構造により、大容量電池パックを車体床下へ取りつけることが可能となりました。この電池を搭載して、2006年度は130kmの航続距離を、2007年度には160kmを目指します。モーターは、エンジンに比べ、コンパクトに作ることができます。次に 『i MiEV』では、小型・軽量・効率の高いモーターを採用しており、ガソリンエンジン(660cc)と同等の出力と、軽快で静かな走りを実現できました。そして『i MiEV』は一般家庭などで充電する家庭用充電(100V、200V)と、短時間で充電できる急速充電の３通りの充電方法に対応。安価な深夜電力を用いて経済的に充電することも可能です。３相200V・50kWの急速充電器を使用した場合、約20分で80％の充電が可能です。

燃料電池とはその名称から電池の一種と思われがちですが、「水素」と空気中の「酸素」を化学的に反応させて電気を取り出す発電装置のことです。燃料電池は、ガソリンエンジン等の内燃機関と比べて、�@省エネルギー、�A環境負荷低減、�B燃料供給の多様化、等の点で優れています。つまり、�@燃料電池は電気化学反応により燃料の持つ化学エネルギーを燃焼過程を経ずに直接電気エネルギーに変換することから、エネルギー変換に伴うロスが少なくなります。また、�A発電の過程では水素と酸素から直接電気を作り出すことから、排出ガス・排出CO2ゼロという完全なゼロエミッションとなります。更に、�B燃料である水素は、石油などの化石燃料以外からの取り出しも可能であり、化石燃料に極度に依存した運輸などのエネルギー転換の切り札と見られています。